Python Advent Calendar 2013 10日目 僕が知っているみんなが知ってるはずのこと

Python Advent Calendar 2013 の10日目だ。

今年はWebじゃない縛りってことで、生粋のWebプログラマーの僕としては結構苦労するテーマである。 (Webじゃない縛りを提案したのは僕ってことはさておきだね)

で、いろいろ考えたけど結構むずかしい。 py.testとnoseがどっちがいいかなんて3年以上前の話題だし、 pyqtやらnumpyとかopencvもARの集落を見ると解説するのも億劫だ。

で。ちょっと思いついたのは、pycon apac前後で質問されたこの内容だ。

「どこからそういう情報を得るのですか?」

僕にとっては非常に衝撃的な質問だった。 なぜなら僕が知ってることはみんなが知っていても不思議じゃない。 僕は開発者とのつながりってそれほどないし、公開情報をおっかけてるだけなんだ。 どこからと言われても、それは購読しているMLを教えればいいのだろうか? だって、そのMLの参加資格はなにもないし、そんなにマイナーなMLじゃない。 だって、python.org直下のSIGのMLなんだよ? Distutil Sig

ということで Python Apacで発表したときの元ネタは、 Distutils-SIG ってところだ。 うん。このMLを読めば僕と同じ情報を手にしているはずだ。 たんに継続しただけってことかもしれないし、そこまでの情熱はないけど最新情報を誰かがまとめてくれているってだけで十分かもしれない。

僕も現にそう思っていたし、身近な人間(まあ名前は伏せておくとして、本人が嫌がるので心の中でだけ唯一「先生」と僕がつける存在だ)がそういう情報をみていなければ、 僕だって同じように、まとまった情報を受け入れる立場だったに違いない。

でも、それでも、当事者たちが直接意見を交わしているメールを見ているだけでも違うものだ。 そりゃできればその議論に参加したいし、彼らの目端にとまるような貢献をしたいという欲求はある。 僕にとっての第一歩は、distutils2に対するバグレポートで、2つ目はpycon apac でパッケージングについてまとめた話をすることだった。

僕は特別な存在じゃないし、特別なことをしたわけじゃない。 君たちと同じ立場から、今後のpythonについて知りたくて、ほんの一歩だけ、MLに登録したってことくらいしか違いはないはずだ。

advent clandarに書いてる人たちもpycon apacやpyfesで語る人たちも多い。 これを読んでる人から見たら、こいつらは自分とは違うと思うかもしれない。

でも、違いなんてないし、インターネットが発達した今日もそうだし、それ以前にグローバルな情報にアクセスするのなんて、日本のどこにいるかんなんて関係ないだろう? 来年のpyconでは、SIGの内容を紹介する僕のような発表者が蹴落とされるんじゃないかと毎年びくびくしながらCFPを出しているんだ。

ってことで、これを読んでいる君、SIG MLを読め、まとめろ、それを僕たちに教えて、PyCon で発表するんだ。 僕が発表したことなんてそれくらいにすぎない。 だって、そこからさらに議論に参加するという道だってあるんだから。

ということで、10日目、直前のtwitter https://twitter.com/aodag/status/410398084665864192 での発言から勢いのままに書いた。 いつまでもベクトルの先にいつつ心の中でだけ先生と呼ぶ存在であり続けることを願って(続けろよ!) なんか気づいたらコミュニティでの知り合いとなっているsximadaにバトンします。

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